ハイラックスにトラックラックは取り付けたまま車検OK?注意点と基準を徹底解説
ハイラックスを車検に通す際、トラックラックの取り付けが気になる方に向けて、注意点をまとめました。
車体全高+4cmまでの高さ制限や、積載スペースの確保、横幅の許容範囲など、福井運輸支局での確認事項をもとに解説しています。
スムーズな車検のために知っておきたい基準をチェックしましょう。
1. ハイラックス車検におけるトラックラックの取り扱い
YAKIMAのオーバーハウルHDやアウトポストHDなどのトラックラックを取り付けたまま車検を通すことができるのか、購入前に気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、YAKIMAのトラックラックは溶接不要でボルト固定のため「指定部品」として扱われ、車両に取り付けたまま車検を通すことが可能です。
ただし、トラックラックに関する基準は複数あるため、注意が必要です。
2. トラックラック車検時におけるその他注意点
トラックラックを付けたまま車検に出す際の注意点を見ていきましょう。
今回はオートプロズが位置する福井県の管轄である国土交通省中部運輸局福井運輸支局に直接確認をとりました。
その結果、トラックラック装着時でも荷台に80cm×80cm×80cmの立方体が入るスペースが確保されていれば問題ないとの回答でした。
ただし、他の都道府県では「80cm×80cm×5cmの板が入るスペース」といった基準もあるようですので、
管轄の運輸局に問い合わせることをお勧めします。
3. トラックラックの高さ制限について
車高にも制限があり、ハイラックスの場合は1ナンバー区分のため、
トラックラックの高さは車体全高(車検証に記載の高さ)+4cm以内に抑える必要があります。
ただし、この4cmには荷物の高さは含まれません。
トラックラックの上にルーフキャリアやルーフトップテントを積載した場合、
それが荷物と見なされるかキャリアと見なされるかは検査員や都道府県ごとに判断が異なることがあるため、注意が必要です。
不安がある場合は、トラックラック以外のキャリアを取り外して車検を受ける方が無難でしょう。
4. ラックの重量と横幅に関する基準
トラックラック自体の重量は最大積載量に含まれません。
また、横幅については車検証に記載の車幅から+2cmまではみ出しが許容されており、
この2cmは片側1cmずつのはみ出しや片側のみ2cmのはみ出しでも問題ありません。
5. YAKIMAトラックラックの車検:ハイラックスの場合
実際にYAKIMAのオーバーハウルHDやアウトポストHD、ベッドロックHDを取り付けた際に車検要件に適合するのかを見ていきたいと思います。
・オーバーハウルHDの場合
高さ調節が可能で、一番低い位置でキャリアの高さは48cm。
またハイラックス荷台の底面からあおりまでが48cmなので、80cmの立方体の基準に収まり、車検は問題ありません。
・アウトポストHDの場合
実測してみるとベッドからアウトポストのクロスバー底面までの高さが77cmと惜しくも80㎝以下となりました。ただしベッドライナーの装着有無などによっても寸法は若干変わってくるかと思いますが、車検時には外していただいた方が無難かもしれません。
・ベッドロックHDの場合
80cmの立方体が収まらないため、車検時には取り外すか、2本とも奥にずらすなど位置を調整する必要があります。
6. まとめ
ハイラックスにトラックラックを取り付ける際の車検基準は、地域ごとに異なる場合もあるため、事前の確認が重要です。
本記事では福井運輸支局での確認事項をもとに、YAKIMA製トラックラックの高さ制限、横幅、積載スペースの基準について詳しく解説しました。
特にハイラックスの車検をスムーズに通過するために、知っておくべきポイントや基準をまとめています。
安心して車検を迎えるために、必要な情報をしっかり確認しましょう。
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