ヒッチメンバーの車検対策│つけたままでOK?
レジャーやアウトドアをさらに楽しむために、ボートなどを運搬するトレーラーやカーゴキャリアなどを取り付けるためにヒッチメンバー(トレーラーヒッチ)を装着する方が増えています。
しかし、「ヒッチメンバー 車検」というキーワードで検索する方も多く、そのままで車検が通るのかと不安に感じる方も多いようです。
本記事では、ヒッチメンバーとは何か、その装着後の車検対策、指定部品と指定外部品の違い、そしてけん引時の登録(950登録)について詳しく解説します。
ヒッチメンバーの車検におけるポイントを押さえて、安心してヒッチメンバーを活用しましょう。
2.ヒッチメンバー装着後の車検はどうすれば?
3.指定部品と指定外部品の違い
4.けん引時に必要な950登録を実際に行いました
5.アメリカ製でも車検や安全性は大丈夫?
トレーラーけん引だけでなく、サイクルキャリアやカーゴキャリアなども取り付けが可能で、様々な商品が販売されています。
商品にもよりますが、車両への穴あけやバンパー加工が必要な場合もあるため、取り付けの際は業者への依頼をおすすめします
お近くの取り付け協力店一覧はこちら
また、車の年式や型式によって車両の形状が異なるため、ヒッチメンバー選定の際はお気軽に下記よりお問合せください。
アメリカ最大のヒッチメンバーメーカーCURTの正規輸入代理店である弊社スタッフがお車に合うヒッチメンバーをお探しさせていただきます。
お問合せフォーム
しかし、溶接を行うなど取り外しができない状態のヒッチメンバーは指定外部品扱いとなり、構造変更の手続きが必要となります。
申請に必要な書類や費用については下記国土交通省のホームページにて解説されていますので、合わせてご確認ください。
自動車検査登録総合ポータルサイト│構造等変更の手続
指定部品とは独立行政法人自動車技術総合機構のホームページでは下記のように定義されています。
“指定部品とは、自動車使用者の嗜好により、追加、変更等をする蓋然性が高く、安全の確保、公害の防止上支障がないものとされている自動車部品として、 「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査等における取扱いについて(依命通達)」(平成7年11月16日付け運輸省自動車交通局長通達自技第234号・自整第262号) に規定されており、この部品をボルトや接着剤などで装着する場合は、自動車検査証の記載事項の変更手続を行わなくても良いとされています。
ただし、「指定部品」であっても、これらの自動車部品を装着した自動車は、「道路運送車両の保安基準」に適合するものでなければなりません。”
引用元│独立行政法人自動車技術総合機構 よくある質問(FAQ)より
つまりボルトで固定するヒッチメンバーなどは指定部品扱いとなり、構造変更の必要は無く車両に取り付けたまま車検に出すことが可能です。
また、ルーフラック、サイクルキャリア、スキーキャリアなどのラック類も指定部品となり、装着したままでも車検は通過します。
一方、指定外部品は「指定部品以外の自動車部品」と定義されており指定部品に該当しないパーツは全て指定外部品となります。
リベットや溶接で車両に取り付けた場合などは指定外部品となり構造変更の手続きが必要となります。
950登録をせずにけん引を行うと道路交通法違反となりますので、けん引予定のある方はこちらも必ず確認の上、手続きをしてください。
弊社では過去にデモカーのハイラックスで950登録を行い、その際の手続きにかかった時間や事前準備の項目などをまとめています。
下記リンクより、記事をお読みいただけます。
950登録を行いました!│事前準備、必要書類、所要時間まとめ
余談ですが、車両総重量750kgを超えない車両のけん引にはけん引免許は不要となります。けん引を検討されている方は小型のトレーラーけん引から始めてみてはいかがでしょうか。
日本製とアメリカ製ヒッチメンバーを比較して安全性やけん引能力の違いなどを簡単に解説します。
1インチ=約25.4ミリメートルとなり、弊社が取り扱っているCURTのヒッチメンバーですとヒッチの差し込み口が1.25インチ(約31.8mm)、もしくは2インチ(約50.8mm)サイズとなります。
ヒッチメンバーの差し込み口内寸サイズは国内製造ヒッチメンバーの場合40mm、50mm、(四角ではなく)丸型もありそれらにはアメリカ製2インチ角のキャリア類は不適合となりますのでご注意ください。
また、けん引能力についても日本はトン、キログラム表記に対し、アメリカではポンド表記となります。
1ポンド=約0.45kgとなり、CURTの2インチ角ヒッチメンバーの多くはクラス3の規格です。ここでいうクラスとはけん引能力によってヒッチメンバーに付けられているランクです。(下記画像参照)
クラス1やクラス2は小型車向けが多く、けん引能力が低い、1.25インチサイズとなります。
クラス3は普通車や大型車向けのヒッチメンバーに多く、けん引能力も高く、差し込み口も2インチサイズとなります。
弊社が取り扱っているアメリカのCURT社は1995年に設立されたヒッチメンバーメーカーです。弊社は2013年にそのCURT社と日本代理店契約を締結し、日本での販売を開始しました。
これまで10,000人を超えるお客様にCURT製のヒッチメンバーをご紹介しており、アメリカならではの堅牢さ、けん引能力の高さは高く評価していただいています。
またCURTのヒッチメンバーはみんカラPARTS OF THE YEARヒッチメンバー部門において2022年、2023年と2年連続受賞し、殿堂入りするなどヒッチメンバーメーカーとして大きな地位を築いています。
みんカラPARTS OF THE YEARについて詳しくはこちら
いかがでしたでしょうか。ヒッチメンバーの車検に関する情報が皆様の参考になれば幸いです。
ご不明点やご質問がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
お問合せフォーム
しかし、「ヒッチメンバー 車検」というキーワードで検索する方も多く、そのままで車検が通るのかと不安に感じる方も多いようです。
本記事では、ヒッチメンバーとは何か、その装着後の車検対策、指定部品と指定外部品の違い、そしてけん引時の登録(950登録)について詳しく解説します。
ヒッチメンバーの車検におけるポイントを押さえて、安心してヒッチメンバーを活用しましょう。
目次
1.ヒッチメンバーとは?2.ヒッチメンバー装着後の車検はどうすれば?
3.指定部品と指定外部品の違い
4.けん引時に必要な950登録を実際に行いました
5.アメリカ製でも車検や安全性は大丈夫?
1.ヒッチメンバーとは?
ヒッチメンバーとはトレーラーけん引の際に必要となる車両後部に取り付けるパーツです。取り付けはほとんどの場合、車両のフレームにボルトで固定します。トレーラーけん引だけでなく、サイクルキャリアやカーゴキャリアなども取り付けが可能で、様々な商品が販売されています。
商品にもよりますが、車両への穴あけやバンパー加工が必要な場合もあるため、取り付けの際は業者への依頼をおすすめします
お近くの取り付け協力店一覧はこちら
また、車の年式や型式によって車両の形状が異なるため、ヒッチメンバー選定の際はお気軽に下記よりお問合せください。
アメリカ最大のヒッチメンバーメーカーCURTの正規輸入代理店である弊社スタッフがお車に合うヒッチメンバーをお探しさせていただきます。
お問合せフォーム
2.ヒッチメンバー装着後の車検はどうすれば?
ほとんどのヒッチメンバーはボルトオンで装着可能となっています。その場合、「指定部品」扱いとなるため構造変更の必要がなく、ヒッチメンバーを装着したまま車検を受けることができます。しかし、溶接を行うなど取り外しができない状態のヒッチメンバーは指定外部品扱いとなり、構造変更の手続きが必要となります。
構造変更とは?
車両の長さ、幅、高さ、乗車定員、最大積載量、車体の形状などに変更がある改造を行った場合は最寄りの運輸支局で構造等変更検査を受けなければなりません。申請に必要な書類や費用については下記国土交通省のホームページにて解説されていますので、合わせてご確認ください。
自動車検査登録総合ポータルサイト│構造等変更の手続
3.指定部品と指定外部品の違い
では指定部品と指定外部品の違いは何なのでしょうか。指定部品とは独立行政法人自動車技術総合機構のホームページでは下記のように定義されています。
“指定部品とは、自動車使用者の嗜好により、追加、変更等をする蓋然性が高く、安全の確保、公害の防止上支障がないものとされている自動車部品として、 「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査等における取扱いについて(依命通達)」(平成7年11月16日付け運輸省自動車交通局長通達自技第234号・自整第262号) に規定されており、この部品をボルトや接着剤などで装着する場合は、自動車検査証の記載事項の変更手続を行わなくても良いとされています。
ただし、「指定部品」であっても、これらの自動車部品を装着した自動車は、「道路運送車両の保安基準」に適合するものでなければなりません。”
引用元│独立行政法人自動車技術総合機構 よくある質問(FAQ)より
つまりボルトで固定するヒッチメンバーなどは指定部品扱いとなり、構造変更の必要は無く車両に取り付けたまま車検に出すことが可能です。
また、ルーフラック、サイクルキャリア、スキーキャリアなどのラック類も指定部品となり、装着したままでも車検は通過します。
一方、指定外部品は「指定部品以外の自動車部品」と定義されており指定部品に該当しないパーツは全て指定外部品となります。
リベットや溶接で車両に取り付けた場合などは指定外部品となり構造変更の手続きが必要となります。
4.けん引時に必要な950登録とは?
今回のテーマからは少し脱線しますが、トレーラーけん引の際にはけん引可能な車両総重量を車検証に記載する950登録(キューゴーマルトウロク)が必要となります。950登録をせずにけん引を行うと道路交通法違反となりますので、けん引予定のある方はこちらも必ず確認の上、手続きをしてください。
弊社では過去にデモカーのハイラックスで950登録を行い、その際の手続きにかかった時間や事前準備の項目などをまとめています。
下記リンクより、記事をお読みいただけます。
950登録を行いました!│事前準備、必要書類、所要時間まとめ
余談ですが、車両総重量750kgを超えない車両のけん引にはけん引免許は不要となります。けん引を検討されている方は小型のトレーラーけん引から始めてみてはいかがでしょうか。
5.アメリカ製でも車検や安全性は大丈夫?
製造国にかかわらず、ボルトで取り付けるタイプのヒッチメンバーは指定部品であり、車検時に取り外す必要はありませんが、日本製とアメリカ製どちらのヒッチメンバーがいいのか、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本製とアメリカ製ヒッチメンバーを比較して安全性やけん引能力の違いなどを簡単に解説します。
・規格の違い
日本とアメリカで大きく異なる点は寸法です。日本はミリ、センチ表記に対し、アメリカではインチ表記が主流となっています。1インチ=約25.4ミリメートルとなり、弊社が取り扱っているCURTのヒッチメンバーですとヒッチの差し込み口が1.25インチ(約31.8mm)、もしくは2インチ(約50.8mm)サイズとなります。
ヒッチメンバーの差し込み口内寸サイズは国内製造ヒッチメンバーの場合40mm、50mm、(四角ではなく)丸型もありそれらにはアメリカ製2インチ角のキャリア類は不適合となりますのでご注意ください。
また、けん引能力についても日本はトン、キログラム表記に対し、アメリカではポンド表記となります。
1ポンド=約0.45kgとなり、CURTの2インチ角ヒッチメンバーの多くはクラス3の規格です。ここでいうクラスとはけん引能力によってヒッチメンバーに付けられているランクです。(下記画像参照)
クラス1やクラス2は小型車向けが多く、けん引能力が低い、1.25インチサイズとなります。
クラス3は普通車や大型車向けのヒッチメンバーに多く、けん引能力も高く、差し込み口も2インチサイズとなります。
・安全性
弊社が取り扱っているアメリカのCURT社は1995年に設立されたヒッチメンバーメーカーです。弊社は2013年にそのCURT社と日本代理店契約を締結し、日本での販売を開始しました。これまで10,000人を超えるお客様にCURT製のヒッチメンバーをご紹介しており、アメリカならではの堅牢さ、けん引能力の高さは高く評価していただいています。
またCURTのヒッチメンバーはみんカラPARTS OF THE YEARヒッチメンバー部門において2022年、2023年と2年連続受賞し、殿堂入りするなどヒッチメンバーメーカーとして大きな地位を築いています。
みんカラPARTS OF THE YEARについて詳しくはこちら
いかがでしたでしょうか。ヒッチメンバーの車検に関する情報が皆様の参考になれば幸いです。
ご不明点やご質問がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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